このページには、CakePHP 2.x ブランチ以来にコアで起こった変更の参照だけではなく、 プロジェクトを 3.0 に移行するのに役立つ CakePHP 2.x からの変更をまとめました。 すべての新機能と API の変更については、このガイドの他のページを必ずお読みください。
CakePHP 3.x は、PHP バージョン 5.4.16 以上をサポートしています。
CakePHP 3.x は、mbstring 拡張モジュールを必要とします。
CakePHP 3.x は、intl 拡張モジュールを必要とします。
警告
あなたは上記の要件を満たしていない場合は CakePHP 3.0 は動作しません。
このドキュメントで CakePHP 3.0 で行われたすべての重大な変更と改良をカバーするほかに、 時間のかかる一部の機械的修正を補助してくれるコンソールアプリケーションを作成しました。 あなたは github からのアップグレードツールを取得 することができます。
アプリケーションディレクトリーのレイアウトが変更となりました。現在は PSR-4 に従います。 あなたのアプリケーションを更新するときには、基準点として app スケルトン プロジェクトを使用する必要があります。
もはや CakePHP は PEAR 経由、または共有ディレクトリーにインストールすることは できなくなりましたので、それらのインストール方法はサポートされなくなりました。 アプリケーションに CakePHP をインストールするためには、代わりに Composer を使用する必要があります。
現在、CakePHP のコアクラスのすべてが、名前空間と PSR-4 オートロード仕様に従っています。
例えば src/Cache/Cache.php の名前空間は Cake\Cache\Cache
となります。
グローバル定数や __()
や debug()
などのヘルパーメソッドは
便宜上名前空間はありません。
以下の非推奨の定数は削除されています。
IMAGES
CSS
JS
IMAGES_URL
JS_URL
CSS_URL
DEFAULT_LANGUAGE
CakePHP 3.0 の設定は、以前のバージョンに比べて大幅に異なっています。 3.0 でどのように設定するかは 構成設定 のドキュメントを ご覧ください。
もはやクラスパスの追加設定に App::build()
は使用しません。
代わりに、アプリケーションのオートローダーを使用して追加のパスをマップする必要があります。
詳細については 追加のクラスパス 上のセクションをご覧ください。
3つの新しい設定変数は、プラグイン、ビュー、およびロケールファイルのパス設定を提供します。
テンプレート、プラグインやロケールファイルのための複数のパスを設定するには、それぞれ
App.paths.templates
、 App.paths.plugins
、 App.paths.locales
に複数のパスを追加することができます。
設定キー www_root
は、一貫性を保つために wwwRoot
に変更されました。
あなたの app.php 設定ファイルと同様に、 Configure::read('App.wwwRoot')
の利用箇所も修正してください。
CakePHP 3.0 は、ゼロから再構築された新しい ORM を提供しています。新しい ORM は、 以前のものと著しく異なるため互換性がありません。新しい ORM にアップグレードするためには、 対象となるすべてのアプリケーションで大幅な変更が必要になります。 新しい ORM の使用方法については、新しい データベースアクセス & ORM ドキュメントをご覧ください。
LogError()
は削除されました、それは何のメリットを提供していませんし、
めったに使用されることはありません。
以下のグローバル関数は削除されました: config()
, cache()
, clearCache()
,
convertSlashes()
, am()
, fileExistsInPath()
, sortByKey()
。
Configure::write('debug', $bool)
は、もはや 0/1/2 をサポートしていません。
代わりに、単純なブール値が、デバッグモードをオンまたはオフに切り替えるために使用されます。
現在、CakePHP で使用されるオブジェクトは、一貫したインスタンス設定の保管/検索システムを
持っています。以前アクセスされていたコード、例えば $object->settings
の代わりに
$object->config()
を使用するように更新する必要があります。
Memcache
エンジンは、削除されました。代わりに
Cake\Cache\Cache\Engine\Memcached
を使用してください。
キャッシュエンジンは現在、初期設定は遅延ロードです。
Cake\Cache\Cache::engine()
が追加されました。
Cake\Cache\Cache::enabled()
が追加されました。
これは、 `` Cache.disable`` 設定オプションを置き換えます。
Cake\Cache\Cache::enable()
が追加されました。
Cake\Cache\Cache::disable()
が追加されました。
キャッシュの設定は、現在イミュータブルです。あなたが設定を変更する必要がある場合、 最初の設定をドロップしてから再作成する必要があります。 これは設定オプションで同期の問題を防ぐことができます。
Cache::set()
は削除されました。あなたが Cache::set()
で元の設定を調整して
実行時に差し替えたい場合、複数のキャッシュ設定を作成することをお勧めします。
CacheEngine
の全てのサブクラスは、 config()` メソッドを実装するようになりました。
Cake\Cache\Cache::readMany()
,
Cake\Cache\Cache::deleteMany()
, および
Cake\Cache\Cache::writeMany()`
が追加されました。
すべての Cake\Cache\Cache\CacheEngine
メソッドは、
設定されたキープレフィックスの処理を受け付けられるようになりました。
Cake\Cache\CacheEngine::write()
は有効期限の設定ができなくなりました。
有効期限は、キャッシュエンジンの実行時に config() から取得できます。
空のキーでキャッシュメソッドを呼び出すと false
を返す代わりに
InvalidArgumentException
が投げられるようになりました。
App::pluginPath()
は削除されました。
代わりに CakePlugin::path()
を使用してください。
App::build()
は削除されました。
App::location()
は削除されました。
App::paths()
は削除されました。
App::load()
は削除されました。
App::objects()
は削除されました。
App::RESET
は削除されました。
App::APPEND
は削除されました。
App::PREPEND
は削除されました。
App::REGISTER
は削除されました。
Cake\Core\Plugin::load()
は autoload
オプションを
true
に設定しない限りセットアップしません。
プラグインをロードする際、呼び出し可能な関数を提供することはできません。
プラグインをロードする際、ロードする設定ファイルの配列を提供することはできません。
Cake\Configure\PhpReader
は
Cake\Core\Configure\EnginePhpConfig
にリネームしました。
Cake\Configure\IniReader
は
Cake\Core\Configure\EngineIniConfig
にリネームしました。
Cake\Configure\ConfigReaderInterface
は
Cake\Core\Configure\ConfigEngineInterface
にリネームしました。
Cake\Core\Configure::consume()
が追加されました。
Cake\Core\Configure::load()
はエンジンから誘導することができるよう、
拡張子サフィックスののないファイル名を想定しています。例えば、 PhpConfig の場合、
app.php をロードするために app
を指定します。
PHP の設定ファイルの中で $config
変数を設定することは推奨されません。
Cake\Core\Configure\EnginePhpConfig
は、
設定ファイルが配列を返すことを想定しています。
新しい設定エンジン Cake\Core\Configure\EngineJsonConfig
が追加されました。
Object
クラスは削除されました。以前は、フレームワーク全体の様々な場所で使用された
雑多なメソッドを含んでいました。これらのメソッドの中で最も有用なものは、
トレイトに抽出されています。 log()
メソッドにアクセスするために
Cake\Log\LogTrait
を使用することができます。
Cake\Routing\RequestActionTrait
は requestAction()
を提供します。
cake
の実行可能ファイルは、 app/Console ディレクトリーからアプリケーションの
スケルトン内の bin ディレクトリーに移動してきました。
bin/cake
で CakePHP のコンソールを呼び出すことができます。
このクラスは、 Cake\Console\TaskRegistry
に名前が変更されました。
新しいクラスによって提供される機能の詳細については、
レジストリーオブジェクト のセクションを参照してください。
あなたのコードのアップグレードを支援するために cake upgrade rename_collections
を使用することができます。Task は、コールバックへのアクセスはしなくなりました。
使用する任意のコールバックは決して存在しません。
Shell::__construct()
は変更されました。
今は Cake\Console\ConsoleIo
のインスタンスを受け取ります。
Shell::param()
は、params へ簡単にアクセスするために追加されました。
さらに、すべてのシェルメソッドは、呼び出されたときにキャメルケースに変換されます。
例えば、シェルの中に hello_world()
メソッドを持ち、
bin/cake my_shell hello_world
と呼び出していた場合、メソッドの名前を
helloWorld
に変更する必要があります。コマンドを呼び出す方法で、必要な変更はありません。
ConsoleOptionParser::merge()
は、パーサーをマージするために追加されました。
ConsoleInputArgument::isEqualTo()
は、2つの引数を比較するために追加されました。
シェルとタスクは Console/Command
と Console/Command/Task
から Shell
と
Shell/Task
に移動されました。
ファイルソース自身とオンラインドキュメント/API 以上の何の利益も提供しなかったので ApiShell は削除されました。
完全なデータベースマイグレーションの実装ではなく、 Phinx のようなより良いツールの登場により、SchemaShell は削除されました。 これは、CakePHP と Phinx の間のラッパーとして機能する CakePHP Migrations プラグイン に置き換えられました。
bin/cake i18n extract
はもはや未翻訳のバリデーションメッセージが含まれていません。
翻訳されたバリデーションメッセージにしたい場合は、他のコンテンツのような __() の呼び出しで
それらのメッセージをラップする必要があります。
Bake は、コアソースの一部ではなくなり、CakePHP Bake プラグイン に置き換えられます。
Bake テンプレートは src/Template/Bake の下に移動されました。
Bake テンプレートの構文は PHP コードがプレーンテキストとして扱うことを可能し、
テンプレートのロジックを示すために、erb 書式のタグ (<% %>
) を使用しています。
bake view
コマンドは bake template
に名前が変更されました。
getEventManager()
メソッドは、それを持っていたすべてのオブジェクトで削除されました。
現在、 eventManager()
メソッドは EventManagerTrait
によって提供されています。
EventManagerTrait
は、インスタンス化のロジックと、ローカルイベントマネージャへの参照を
維持するロジックが含まれています。
イベントサブシステムは、削除された幾つかのオプション機能がありました。 イベントをディスパッチするとき、もはや次のオプションを使用することはできません。
passParams
このオプションは暗黙的に常に有効になっています。
それをオフにすることはできません。
break
このオプションは削除されました。
イベントを停止する必要があります。
breakOn
このオプションは削除されました。
イベントを停止する必要があります。
ログ設定はイミュータブルです。あなたが設定を変更する必要がある場合は、 最初の設定をドロップしてから再作成する必要があります。 これは設定オプションで同期の問題を防ぐことができます。
ログエンジンは、ログへの最初の書き込み時に遅延ロードされます。
Cake\Log\Log::engine()
が追加されました。
次のメソッドが、 Cake\Log\Log
から削除されました。
defaultLevels()
, enabled()
, enable()
, disable()
。
もはや `Log::levels()
を使用してカスタムレベルを作成することはできません。
ロガーを設定する時、'types'
の代わりに 'levels'
を使用する必要があります。
もはやカスタムログレベルを指定することはできません。 ログレベルのデフォルトセットを使用する必要があります。あなたのアプリケーションの異なる セクションのカスタムログファイルや、特定の処理を作成するには、ロギングスコープを使用する 必要があります。非標準のログレベルを使用すると、今すぐ例外がスローされます。
Cake\Log\LogTrait
が追加されました。
あなたのクラスに log()
メソッドを追加するために、このトレイトを使用することができます。
Cake\Log\Log::write()
メソッドに渡されたロギングスコープは、
ログエンジンにより良い状況を提供するために、ログエンジンの write()
メソッドに転送されます。
ログエンジンは、CakePHP の独自の LogInterface
の代わりに
Psr\Log\LogInterface
を実装する必要があります。一般的には、
Cake\Log\Engine\BaseEngine
を継承していたら、
write() メソッドを log() に名前を変更する必要があります。
Cake\Log\Engine\FileLog
は、 ROOT/tmp/logs
の代わりに
ROOT/logs
にファイルを書き込みます。
名前付きパラメーターは 3.0 で削除されました。名前付きパラメーターは、クエリー文字列パラメーターの 「きれいな」バージョンとして 1.2.0 で追加されました。視覚的な利点は議論の余地がありますが、 名前付きパラメーターが引き起こした問題には議論の余地はありません。
名前付きパラメーターは、CakePHP での特別な処理だけでなく、操作するために必要な任意の PHP や
JavaScript ライブラリーを必要としました。 名前付きパラーメータは、CakePHP を 除く
ライブラリーによって実装されず評価されませんでした。名前付きパラメーターをサポートするために
必要な追加の複雑さとコードの存在を正当化できずに削除されました。
その場所では、標準のクエリー文字列パラメーターや渡された引数を使用する必要があります。
デフォルトでは Router
は、クエリー文字列引数として Router::url()
の任意の追加のパラメーターを扱います。
依然として多くのアプリケーションは、まだ名前付きパラメーターを含む
URL を解析する必要があります。 Cake\Routing\Router::parseNamedParams()
は、既存の URL との下位互換性を可能にするために追加されました。
Cake\Routing\RequestActionTrait::requestAction()
は、
特別なオプションの一部が変更されてきました。
options[url]
は、今は options[query]
です。
options[data]
は、今は options[post]
です。
名前付きパラメーターはサポートされなくなりました。
名前付きパラメーターが削除されました。詳細については上記を参照してください。
full_base
オプションは、 _full
オプションに置き換えられました。
ext
オプションは、 _ext
オプションに置き換えられました。
_scheme
, _port
, _host
, _base
, _full
, _ext
オプションが
追加されました。
プラグイン/コントローラー/プレフィックス名を追加することによって、URL 文字列は変更されません。
デフォルトのフォールバックルートの処理は削除されました。何のルートもパラメーター・セットと
一致しない場合には、 /
が返されます。
Route クラスは、クエリー文字列パラメーターを含む すべての URLの生成に関与しています。 これで、ルートがはるかに強力かつ柔軟になります。
永続的なパラメーターは削除されました。これらは、リバースルーティングされる URL を
変異させるために、より柔軟な方法を可能にする
Cake\Routing\Router::urlFilter()
に置き換えられました。
Router::parseExtensions()
は削除されました。
代わりに Cake\Routing\Router::extensions()
を使用してください。
このメソッドは、ルートが接続される前に、呼び出さなければなりません 。
これは、既存のルートを変更しません。
Router::setExtensions()
は削除されました。
代わりに Cake\Routing\Router::extensions()
を使用してください。
Router::resourceMap()
は削除されました。
[method]
オプションは _method
に名前が変更されました。
[]
形式のパラメーターで任意のヘッダーと照合する機能は削除されました。
あなたがパースや照合する必要がある場合は、カスタムルートクラスを使用することを
検討してください。
Router::promote()
は削除されました。
URL が任意のルートを処理できないとき Router::parse()
は例外が発生します。
ルートがパラメーターのセットと一致しないとき Router::url()
は例外が発生します。
ルーティングスコープが導入されています。 ルーティングスコープは、あなたの routes ファイルを DRY に保ち、Router が URL のパース最適化やリバースルーティングの方法についてヒントを与えることができます。
CakeRoute
は Route
に名前が変更されました。
match()
のシグネチャを match($url, $context = [])
に変更しました。
新しい引数についての情報は Cake\Routing\Route::match()
をご覧ください。
ディスパッチャーフィルターは、もはや Configure
を使用してアプリケーションに追加されていません。
Cake\Routing\DispatcherFactory
で追加してください。
アプリケーションが Dispatcher.filters
を使用していた場合、代わりに
Cake\Routing\DispatcherFactory::add()
を使用する必要があります。
設定方法の変更に加えて、ディスパッチャーフィルターは、いくつかの規則が更新され、機能が追加されました。
詳細については、Cake\Routing\DispatcherFactory::add()
のドキュメントを参照してください。
AssetFilter によって、プラグインやテーマのアセットは include
を介して
読み出されていない代わりに、プレーンテキストファイルとして扱われます。
これは、TinyMCE のような JavaScript ライブラリーと short_tags が有効な環境での
多くの問題が修正されています。
Asset.filter
設定とフックのサポートは削除されました。
この機能は、プラグインやディスパッチャーフィルターに置き換える必要があります。
CakeRequest
は Cake\Network\Request
に名前が変更されました。
Cake\Network\Request::port()
が追加されました。
Cake\Network\Request::scheme()
が追加されました。
Cake\Network\Request::cookie()
が追加されました。
Cake\Network\Request::$trustProxy
が追加されました。
これは、簡単にロードバランサーの背後にある CakePHP アプリケーションを配置することができます。
接頭辞は削除されたので、 Cake\Network\Request::$data
は
接頭辞データキーとマージされなくなりました。
Cake\Network\Request::env()
が追加されました。
Cake\Network\Request::acceptLanguage()
は、
static なメソッドから非 static に変更されました。
「モバイル」のリクエスト判定処理は、コアから削除されました。代わりに、app テンプレートは
MobileDetect
ライブラリーを使用して、「モバイル」と「タブレット」のための判定処理を
追加します。
onlyAllow()
メソッドは allowMethod()
に名前が変更され、
「可変長引数リスト (var args)」は受け入れません。すべてのメソッド名は、
文字列または文字列の配列のどちらかを、最初の引数に渡す必要があります。
MIMEタイプ text/plain
から csv
拡張子へのマッピングが削除されました。
jQuery の XHR リクエストを受け取る際によくある厄介ごとであった Accept
ヘッダーに
text/plain
が含む場合も、結果として、
Cake\Controller\Component\RequestHandlerComponent
は csv
の拡張機能を設定しません。
セッションクラスは static ではなくなり、代わりにセッションが request オブジェクトを介して アクセスすることができます。セッションオブジェクトを使用するためには、 セッション ドキュメントをご覧ください。
Cake\Network\Session
と関連するセッションクラスは Cake\Network
名前空間の下に移動されました。
SessionHandlerInterface
は、PHP 自体が提供するようになりましたので削除されました。
Session::$requestCountdown
プロパティーは削除されました。
セッションの checkAgent 機能が削除されました。その機能は、 chrome のフレームや flash player が関与するとき、多くのバグを引き起こしました。
セッション用データベーステーブル名は cake_sessions
の代わりに
sessions
になります。
セッションクッキーのタイムアウトは、自動的にセッションデータのタイムアウトと並行して更新されます。
セッションクッキーのパスは、"/" の代わりにアプリのベースパスがデフォルトになります。
新しい設定変数 Session.cookiePath
は、クッキーのパスをカスタマイズするために
追加されました。
新しい便利なメソッド Cake\Network\Session::consume()
は、
セッションデータの読み取りと削除を1度に行うするために追加されました。
Cake\Network\Session::clear()
の引数 $renew
のデフォルト値は、
true
から false
に変更されました。
HttpSocket
は Cake\Network\Http\Client
になりました。
HttpClient は、ゼロから書き直しています。この API を使用すると OAuth のような 新しい認証システムへの対応や、ファイルのアップロードがシンプルで簡単になります。 PHP のストリーム API を使用していますので、 cURL は必要ありません。 詳細は Http Client ドキュメントをご覧ください。
Cake\Network\Email\Email::config()
は設定プロファイルの定義に
使用されます。これは、以前のバージョンの EmailConfig
クラスを置き換えます。
Cake\Network\Email\Email::profile()
は、インスタンスごとに
設定オプションを更新するための方法として、 config()
を置き換えます。
Cake\Network\Email\Email::drop()
は、Eメールの設定を
削除できるようにするために追加されました。
Cake\Network\Email\Email::configTransport()
は、
トランスポート設定の定義を行うために追加されました。この変更は、配信プロファイルから
トランスポートオプションを削除して、Eメールプロファイルをまたがって再利用することができます。
Cake\Network\Email\Email::dropTransport()
は、トランスポート設定を
削除できるようにするために追加されました。
$helpers
、 $components
プロパティーは、現在 すべての 親クラスだけではなく、
AppController
やプラグインの AppController とマージされます。プロパティーは、
それぞれ別々にマージされます。すべてのクラスのすべての設定が一緒にマージされる代わりに、
子クラスで定義された設定が使用されます。これは、あなたの AppController で定義された
いくつかの設定、およびサブクラスで定義されたいくつかの設定を持っている場合は、
サブクラス内の設定のみが使用されることを意味します。
Controller::httpCodes()
は削除されました。代わりに
Cake\Network\Response::httpCodes()
を使用してください。
Controller::disableCache()
は削除されました。代わりに
Cake\Network\Response::disableCache()
を使用してください。
Controller::flash()
は削除されました。このメソッドは、実際にアプリケーションで
使用されることは稀で、もはや何の目的も果たしませんでした。
Controller::validate()
と Controller::validationErrors()
は削除されました。
それらは、モデルとコントローラーの関係がはるかに絡み合った 1.x の時代から残っていたメソッドです。
Controller::loadModel()
は、テーブルオブジェクトをロードします。
Controller::$scaffold
プロパティーは削除されました。
動的な scaffolding (スキャフォールディング) は、CakePHP のコアから削除されました。
CRUD という名前の改良された scaffolding のプラグインは、こちら:
https://github.com/FriendsOfCake/crud
Controller::$ext
プロパティーは削除されました。デフォルト以外のビューファイル拡張子を
使用する場合、 View を継承し、 View::$_ext
プロパティーをオーバーライドする必要が
あります。
Controller::$methods
プロパティーは削除されました。メソッド名がアクションであるか否かを
決定するために Controller::isAction()
を使用する必要があります。この変更は
アクションとしてカウントされるか、されないかを簡単にカスタマイズできるようにしました。
Controller::$Components
プロパティーが削除され、 _components
に
置き換えられました。実行時にコンポーネントをロードする必要がある場合は、コントローラー上の
$this->loadComponent()
を使用する必要があります。
Cake\Controller\Controller::redirect()
のシグネチャは
Controller::redirect(string|array $url, int $status = null)
に変更されました。
第三引数 $exit
は削除されました。このメソッドは、もはやレスポンスを送信し、
スクリプトを終了することはできません。その代わりに、設定された適切なヘッダーを持つ
Response
インスタンスを返します。
base
, webroot
, here
, data
, action
, および params
マジックプロパティーは削除されました。代わりに $this->request
で、これらのすべての
プロパティーにアクセスする必要があります。
_someMethod()
のようなアンダースコアーがプレフィックスのメソッドは、もはや
private メソッドとして扱われなくなりました。代わりに、適切な可視性のキーワードを使用してください。
public メソッドのみ、コントローラーのアクションとして使用することができます。
CakePHP の動的なスキャフォールディングは、CakePHP のコアから削除されました。 使用頻度が低く、製品での利用のために意図されていませんでした。 CRUD という名前の改良されたスキャフォールディングプラグインは、こちらです: https://github.com/FriendsOfCake/crud
このクラスは Cake\Controller\ComponentRegistry
に名前が変更されました。
新しいクラスによって提供される機能の詳細については、
レジストリーオブジェクト のセクションを参照してください。
あなたのコードのアップグレードを支援するために cake upgrade rename_collections
を使用することができます。
_Collection
プロパティーは、 _registry
になります。そのプロパティーは
Cake\Controller\ComponentRegistry
のインスタンスです。
すべてのコンポーネントは、設定を取得やセットするために config()
メソッドを
使用する必要があります。
コンポーネントのデフォルトの設定では、 $_defaultConfig
プロパティーで定義する必要が
あります。このプロパティーは、コンストラクターで提供される任意の設定と自動的にマージされます。
設定オプションは、もはや public プロパティーとして設定されていません。
Component::initialize()
メソッドは、もはやイベントリスナーではありません。
代わりに、 Table::initialize()
や Controller::initialize()
のような
コンストラクター後のフックがあります。新しい Component::beforeFilter()
メソッドは
Component::initialize()
で使用されていたのと同じイベントにバインドされています。
initialize メソッドは initialize(array $config)
のシグネチャを持つ必要があります。
Default
が、現在の認証クラスで使用されるデフォルトのパスワードハッシャーです。
それは排他的に bcrypt ハッシュアルゴリズムを使用しています。2.x で使用される SHA1
ハッシュを引き続き使用する場合、オーセンティケーターの設定で
'passwordHasher' => 'Weak'
を使用してください。
新しい FallbackPasswordHasher
は、古いパスワードをあるアルゴリズムから別の
アルゴリズムへの移行を助けるために追加されました。詳細は AuthComponent のドキュメントを
ご覧ください。
BlowfishAuthenticate
クラスは削除されました。
FormAuthenticate
を使用してください。
BlowfishPasswordHasher
クラスは削除されました。
DefaultPasswordHasher
を代わりに使用してください。
loggedIn()
メソッドは削除されました。
user()
を代わりに使用してください。
設定オプションは、もはや public プロパティーとして設定されていません。
allow()
や deny()
メソッドは、もはや「可変長引数リスト (var args)」を
受け入れません。すべてのメソッド名は、文字列または文字列の配列のいずれかを、
最初の引数として渡す必要があります。
メソッド login()
は削除されました。代わりに setUser()
に置き換えられました。
ユーザーがログインするためには、ユーザーを識別して情報を返す identify()
を
呼ばなければなりません。その時セッションに情報を保存するために setUser()
を使用します。
BaseAuthenticate::_password()
は削除されました。
代わりに PasswordHasher
クラスを使用してください。
BaseAuthenticate::logout()
は削除されました。
AuthComponent
は、ユーザーを識別した後と、ユーザーがログアウトする前に、
2つのイベント Auth.afterIdentify
と Auth.logout
をトリガーします。
あなたの認証クラスの implementedEvents()
メソッドからマッピング配列を
返すことによって、これらのイベントのコールバック関数を設定することができます。
ACL 関連クラスは、別のプラグインに移動されました。PasswordHassher, Authentication
および Authorization プロバイダは \Cake\Auth
名前空間に移動されました。
あなたのプロバイダとハッシャーも同様に App\Auth
名前空間に移動する必要があります。
以下のメソッドは RequestHandler コンポーネントから削除されました。
isAjax()
, isFlash()
, isSSL()
, isPut()
, isPost()
, isGet()
, isDelete()
。
代わりに Cake\Network\Request::is()
メソッドと関連する引数を使用してください。
RequestHandler::setContent()
は削除されました。
代わりに Cake\Network\Response::type()
を使用してください。
RequestHandler::getReferer()
は削除されました。
代わりに Cake\Network\Request::referer()
を使用してください。
RequestHandler::getClientIP()
は削除されました。
代わりに Cake\Network\Request::clientIp()
を使用してください。
RequestHandler::getAjaxVersion()
は削除されました。
RequestHandler::mapType()
は削除されました。
代わりに Cake\Network\Response::mapType()
を使用してください。
設定オプションは、もはや public プロパティーとして設定されていません。
次のメソッドとその関連プロパティーは、Security コンポーネントから削除されています:
requirePost()
, requireGet()
, requirePut()
, requireDelete()
.
代わりに Cake\Network\Request::allowMethod()
を使用してください。
SecurityComponent::$disabledFields()
は削除されました。
SecurityComponent::$unlockedFields()
を使用してください。
SecurityComponent の CSRF 関連機能を抽出し、 CsrfComponent に移動されました。 このコンポーネントを使うと、フォームの改ざん防止をする必要なしに CSRF の対策をすることができます。
設定オプションは、もはや public プロパティーとして設定されていません。
requireAuth()
や requireSource()
メソッドは、
もはや「可変長引数リスト (var args)」 を受け入れません。すべてのメソッド名は、
文字列または文字列の配列のどちらかを、最初の引数に渡す必要があります。
SessionComponent::setFlash()
は非推奨になりました。
代わりに フラッシュ を使用してください。
エラーのレンダリング時に、カスタム例外レンダラーは、
Cake\Network\Response
オブジェクトか文字列のいずれかを返すことが
期待されます。 これは、特定の例外を処理する任意のメソッドがレスポンスまたは文字列の値を
返さなければならないことを意味します。
2.x のモデル層は完全に書き直され、置き換えられています。 新しい ORM の使用方法についての情報は 新 ORM アップグレードガイド を確認してください。
Model
クラスが削除されました。
BehaviorCollection
クラスが削除されました。
DboSource
クラスが削除されました。
Datasource
クラスが削除されました。
さまざまなデータソースクラスが削除されました。
ConnectionManager は Cake\Datasource
名前空間に移されました。
ConnectionManager は、以下のメソッドが削除されました:
sourceList
getSourceName
loadDataSource
enumConnectionObjects
config()
が追加されました。
接続を設定するための唯一の方法です。
get()
が追加されました。
それは getDataSource()
を置き換えます。
configured()
が追加されました。
より標準的かつ一貫性のある API として、
sourceList()
と enumConnectionObjects()
は、
configured()
と config()
に置き換えられました。
ConnectionManager::create()
は削除されました。
config($name, $config)
と get($name)
によって置き換えられました。
_someMethod()
のようなアンダースコアーがプレフィックスのメソッドは、もはや
private メソッドとして扱われなくなりました。
代わりに、適切な可視性のキーワードを使用してください。
TreeBehavior は新しい ORM を使用するように完全に書き直されました。 2.x と同じように動作しますが、いくつかのメソッドは、名前変更または削除されました。
TreeBehavior::children()
はカスタムファインダー find('children')
になります。
TreeBehavior::generateTreeList()
はカスタムファインダー find('treeList')
になります。
TreeBehavior::getParentNode()
は削除されました。
TreeBehavior::getPath()
はカスタムファインダー find('path')
になります。
TreeBehavior::reorder()
は削除されました。
TreeBehavior::verify()
は削除されました。
_normalizePath()
が追加されました。パスの比較をテストすることができ、DS 設定
(例えば、Windows の \
や UNIX の /
) に関しては、
すべてのオペレーティングシステムで実行できます。
次のアサーションメソッドは、長い間非推奨で、PHPUnit のメソッドに置き換えられているとして、 削除されています。
assertEquals()
採用により assertEqual()
assertNotEquals()
採用により assertNotEqual()
assertSame()
採用により assertIdentical()
assertNotSame()
採用により assertNotIdentical()
assertRegExp()
採用により assertPattern()
assertNotRegExp()
採用により assertNoPattern()
assertSame()
採用により assertReference()
assertInstanceOf()
採用により assertIsA()
いくつかのメソッドは、引数の順序を切り替えていることに注意してください、例えば
assertEqual($is, $expected)
は assertEquals($expected, $is)
でなければなりません。
以下のアサーションメソッドは推奨されておらず、将来削除されます。
assertWithinRange()
採用により assertWithinMargin()
assertHtml()
採用により assertTags()
アサーションメソッド API の一貫性のために $expected
が第1引数となるよう、
両方のメソッドは引数の順番を交換しました。
以下のアサーションメソッドが追加されました。
assertWithinRange()
の逆として assertNotWithinRange()
モジュラーアプリケーション・コンポーネントを作成する方法として、テーマやプラグインを 持つことは、制約や混乱を解決します。CakePHP 3.0 では、テーマはもはやアプリケーションの 内部 に存在しません。その代わりに、スタンドアロンのプラグインです。 これは、テーマに対するいくつかの問題を解決します。
プラグインの 中 にテーマを置けませんでした。
テーマはヘルパー、またはカスタムビュークラスを提供することができませんでした。
これらの問題の両方は、テーマをプラグインに変換することによって解決されます。
ビューファイルを含むフォルダーは、 src/View の代わりに src/Template の下に移りました。 これは、php クラス (例えば、ヘルパーや View クラス) のファイルとビューファイルを 分離するために行われました。
次の View フォルダーがコントローラー名との衝突を避けるために変更されました。
Layouts
は Layout
になります。
Elements
は Element
になります。
Errors
は Error
になります。
Emails
は Email
になります。 (Layout
内も同様に Email
)
このクラスは Cake\View\HelperRegistry
に名前が変更されました。
新しいクラスによって提供される機能の詳細については、
レジストリーオブジェクト のセクションを参照してください。
あなたのコードのアップグレードを支援するために cake upgrade rename_collections
を使用することができます。
plugin
キーは、 Cake\View\View::element()
の引数 $options
から削除されました。
代わりに SomePlugin.element_name
としてエレメント名を指定してください。
View::getVar()
は削除されました。代わりに Cake\View\View::get()
を使用してください。
View::$ext
は削除されました。代わりに protected なプロパティー View::$_ext
になりました。
View::addScript()
は削除されました。
代わりに ビューブロックの使用 を使用してください。
base
, webroot
, here
, data
, action
, および params
マジックプロパティーは削除されました。
代わりに $this->request
で、これらのすべてのプロパティーにアクセスする必要があります。
View::start()
は、もはや既存のブロックに追加されません。
代わりに、end が呼び出されたときに、ブロックの内容を上書きします。
ブロックコンテンツを結合する必要がある場合は、2回目に start を呼び出すときに
ブロックコンテンツを取得 (fetch) するか、もしくは append()
で追加するモードを
使用する必要があります。
View::prepend()
は、もはやキャプチャーモードを持っていません。
View::startIfEmpty()
は削除されました。
start() がいつも startIfEmpty を上書きするので、目的は全然かないません。
View::$Helpers
は削除されました。 _helpers
に置き換えられました。
実行時にヘルパーをロードする必要がある場合は、あなたのビューファイルに
$this->addHelper()
を使用する必要があります。
View
は、テンプレートが存在しない時に MissingViewException
の代わりに
Cake\View\Exception\MissingTemplateException
を発生させます。
ViewBlock::append()
は削除されました。代わりに
Cake\ViewViewBlock::concat()
を使用してください。
ですが、 View::append()
はまだ存在します。
デフォルトでは、JSON データは、エンコードされた HTML エンティティーを持つことになります。 これは、JSON ビューのコンテンツが HTML ファイルに埋め込まれている場合、XSS が生じる 問題を防ぐことができます。
Cake\View\JsonView
は、 _jsonOptions
ビュー変数をサポートします。
これは JSON を生成するときに使用されるビットマスクオプションを設定することができます。
Cake\View\XmlView
は、 _xmlOptions
ビュー変数をサポートします。
これは、XML を生成するときに使用されるオプションを設定することができます。
$settings
は $_config
と呼ばれ、 config()
メソッドを介してアクセスする
必要があります。
設定オプションは、もはや public プロパティーとして設定されていません。
Helper::clean()
は削除されました。
完全に XSS を防止するのに十分なほど堅牢ではありませんでした。
代わりに h
や htmlPurifier のような専用のライブラリーを使用して、
内容をエスケープする必要があります。
Helper::output()
は削除されました。このメソッドは、2.x の中で非推奨でした。
メソッド Helper::webroot()
, Helper::url()
, Helper::assetUrl()
,
Helper::assetTimestamp()
は Cake\View\Helper\UrlHelper
ヘルパーに移動しました。 Helper::url()
は
Cake\View\Helper\UrlHelper::build()
として利用できます。
非推奨のプロパティーへのマジックアクセサーが削除されました。 次のプロパティーは、request オブジェクトからアクセスする必要があります。
base
here
webroot
data
action
params
ヘルパーは、以下のメソッドが削除されました。
Helper::setEntity()
Helper::entity()
Helper::model()
Helper::field()
Helper::value()
Helper::_name()
Helper::_initInputField()
Helper::_selectedArray()
これらのメソッドは、FormHelper のでのみ使用部分、および長い間に問題があることが 明らかになった永続フィールドの機能の一部でした。FormHelper は、もはやこれらのメソッドに 依存しておらず、これらが提供する複雑さはもう必要ありません。
以下のメソッドが削除されました。
Helper::_parseAttributes()
Helper::_formatAttribute()
これらのメソッドは、ヘルパーが頻繁に使用する StringTemplate
クラスで見つけることが
できます。独自のヘルパーに文字列テンプレートを統合する簡単な方法は、
StringTemplateTrait
を参照してください。
FormHelper は、3.0 のために完全に書き直されました。 これは、いくつかの大きな変更が特徴的です。
FormHelper は、新しい ORM で動作します。 しかし、他の ORM またはデータソースと統合するための拡張可能なシステムを持っています。
FormHelper は、新しいカスタム入力ウィジェットを作成し、組み込みのウィジェットを 増強することを可能にする拡張可能なウィジェットのシステムを採用しています。
文字列テンプレートはヘルパーの基礎となっています。 どこでも一緒に配列を操作する代わりに、 FormHelper で生成される HTML のほとんどは、 テンプレートセットを使用して、中心的な一か所でカスタマイズすることができます。
これらの大きな変更に加えて、いくつかの小さな破壊的な変更もなされています。 これらの変更は、FormHelper の HTML 生成を合理化し、過去にあった問題を軽減します。
data[
プレフィックスは、生成されたすべての入力から削除されました。
プレフィックスはもう本当の目的を果たしていません。
text()
, select()
のような様々なスタンドアロンの入力メソッドは、もはや
id 属性を生成しません。
inputDefaults
オプションは create()
から削除されました。
create()
のオプション default
と onsubmit
が削除されました。
代わりに、JavaScript イベントバインドを使用するか、 onsubmit
に必要なすべての
js コードを設定する必要があります。
end()
は、もはやボタンを作ることはできません。
button()
や submit()
でボタンを作成する必要があります。
FormHelper::tagIsInvalid()
は削除されました。
代わりに isFieldError()
を使用してください。
FormHelper::inputDefaults()
は削除されました。
templates()
を使って FormHelper のテンプレートを定義/増強することができます。
wrap
と class
オプションは error()
メソッドから削除されました。
showParents
オプションが select() から削除されました。
div
、 before
、 after
、 between
および errorMessage
オプションは、 input()
から削除されました。
包んでいる HTML を更新するためにテンプレートを使用することができます。
templates
オプションでは、一つの input のためにロードされたテンプレートを
上書きすることができます。
separator
、 between
、および legend
オプションは、 radio()
から削除されました。包んでいる HTML を変更するためにテンプレートを使用することができます。
format24Hours
パラメーターは、 hour()
から削除されました。
これは、 format
オプションに置き換えられました。
minYear
と maxYear
パラメーターは、 year()
から削除されました。
これらのパラメーターの両方は、現在のオプションとして提供することができます。
dateFormat
と timeFormat
パラメーターは、 datetime()
から削除されました。
入力が表示されるべき順序を定義するためにテンプレートを使用することができます。
submit()
が持っていた div
, before
および after
オプションは
削除されました。この内容を変更するために submitContainer
テンプレートを
カスタマイズすることができます。
inputs()
メソッドは、もはや $fields
パラメーターの中で
legend
や fieldset
を受け付けません。
$options
パラメーターを使用してください。
$fields
パラメーターは配列です。
$blacklist
は、削除されました。その機能は、 $fields
パラメーターの中で
'field' => false
を指定することで置き換えられます。
inline
パラメーターは、postLink() メソッドから削除されました。
代わりに、 block
オプションを使用する必要があります。
block => true
を設定すると、以前の動作をエミュレートします。
ISO 8601 に準拠して、 hour()
、 time()
および dateTime()
の
timeFormat
パラメーターは、デフォルトが 24 です。
Cake\View\Helper\FormHelper::postLink()
の引数
$confirmMessage
は、削除されました。
メッセージを指定するために $options
にキー confirm
を使用する必要があります。
チェックボックスとラジオ入力タイプは、デフォルトでラベル要素の 内側 にレンダリングされます。 これは、 Bootstrap や Foundation のような人気の CSS ライブラリーとの 互換性を高めることに役立ちます。
テンプレートタグは、すべてキャメルバックです。3.0 より前のタグ
formstart
、 formend
、 hiddenblock
と inputsubmit
が
formStart
、 formEnd
、 hiddenBlock
と inputSubmit
になりました。
あなたのアプリケーションでカスタマイズされている場合は、それらを変更してください。
3.0 の FormHelper の使用方法の詳細については、 Form ドキュメントを確認することをお勧めします。
HtmlHelper::useTag()
は削除されました。代わりに tag()
を使用してください。
HtmlHelper::loadConfig()
は削除されました。タグのカスタマイズは、
templates()
や templates
設定を使用して行うことができます。
HtmlHelper::css()
の第2引数 $options
は、出力内容として配列を
必要とします。
HtmlHelper::style()
の最初の引数 $data
は、出力内容として配列を必要とします。
inline
パラメーターは、meta(), css(), script(), scriptBlock() メソッドから
削除されました。代わりに、 block
オプションを使用する必要があります。
block => true
を設定すると、以前の動作をエミュレートします。
HtmlHelper::meta()
の $type
は文字列です。
追加オプションは、 $options
として渡すことができます。
HtmlHelper::nestedList()
の $options
は配列です。
タグタイプのための第4引数は削除され、 $options
配列に含まれています。
Cake\View\Helper\HtmlHelper::link()
の引数 $confirmMessage
は削除されました。これで、メッセージを指定するために $options
にキー confirm
を使用する必要があります。
link()
は削除されました。
それは、もはや内部ヘルパーによって使用されませんでした。
それは、ユーザーランドのコードでの利用率は低く、もはやヘルパーの目標に適合していません。
next()
は、もはや 'class', もしくは 'tag' オプションを持ちません。
それは、もはや disabled 引数はありません。代わりにテンプレートが使用されます。
prev()
は、もはや 'class', もしくは 'tag' オプションを持ちません。
それは、もはや disabled 引数はありません。代わりにテンプレートが使用されます。
first()
は、もはや 'after', 'ellipsis', 'separator', 'class', または 'tag'
オプションを持ちません。
last()
は、もはや 'after', 'ellipsis', 'separator', 'class', または 'tag'
オプションを持ちません。
numbers()
は、もはや 'separator', 'tag', 'currentTag', 'currentClass',
'class', 'tag', 'ellipsis' オプションを持ちません。
これらのオプションは、テンプレートによって容易に実現できます。
$options
パラメーターは配列です。
%page%
スタイルのプレースホルダーは、
Cake\View\Helper\PaginatorHelper::counter()
から削除されました。
代わりに {{page}}
スタイルのプレースホルダーを使用してください。
url()
は generateUrl()
に、メソッド宣言の衝突を避けるために名前が変更されました。
デフォルトでは、すべてのリンクと非アクティブなテキストは、 <li>
要素でラップされています。
これは、CSS の記述を容易にするのに役立ち、人気 CSS フレームワークとの互換性を改善します。
それぞれのメソッドでさまざまなオプションの代わりに、テンプレート機能を使用する必要があります。 テンプレートを使用する方法については、PaginatorHelper テンプレート ドキュメントをご覧ください。
TimeHelper::__set()
, TimeHelper::__get()
, および
TimeHelper::__isset()
は削除されました。
これらは非推奨な属性のためのマジックメソッドでした。
TimeHelper::serverOffset()
は削除されました。
それは間違った時間数学習慣を促進しました。
TimeHelper::niceShort()
は削除されました。
NumberHelper::format()
の $options
は配列です。
SessionHelper
は非推奨になりました。
$this->request->session()
を直接使用してください。
フラッシュメッセージ機能は代わりに Flash に移動されました。
JsHelper
と関連するすべてのエンジンが削除されました。
選択したライブラリーのための JavaScript コードの非常に小さなサブセットを生成するだけで、
すべての JavaScript コードをヘルパーを使用して生成しようとして、よく障害になっていました。
直接お好みの JavaScript ライブラリーを使用することをお勧めします。
CacheHelper は削除されました。それが提供するキャッシュ機能は、HTML 以外のレイアウトや データビューでは、非標準で、制限され、互換性がありませんでした。 これらの制限は、すべての再構築が必要であることを意味していました。 エッジサイド・インクルードは、CacheHelper 機能を実装するための標準的な方法になります。 しかし、PHP で エッジサイド・インクルード を実装することは、 多くの制限およびエッジケースがあります。出来損ないのソリューションを構築する代わりに、 開発者が必要とする Varnish や Squid を使ったすべてのレスポンスのキャッシュをお勧めします。
国際化サブシステムは完全に書き直されました。一般的に、 __()
関数ファミリーを
使用している場合は、確実に前のバージョンと同じ振る舞いを期待できます。
内部的には、 I18n
クラスは Aura\Intl
を使用し、適切なメソッドは、
このライブラリーの特定の機能にアクセスするために用意されています。
このため I18n
内部のほとんどのメソッドが削除または名前が変更されました。
ext/intl
も使用しているため、L10n クラスが完全に削除されました。
これは、PHP の Locale
クラスから利用可能なデータと比較して時代遅れで不完全なデータを
提供していました。
デフォルトのアプリケーションの言語は、もはやブラウザーが受け付ける言語や、ブラウザーセッションで
設定された Config.language
値を有することにより、自動的に変更されません。
しかしながら、ブラウザーによって送信された Accept-Language
ヘッダーから自動言語切り替えを
取得するには、ディスパッチャーのフィルターを使用することができます。
// In config/bootstrap.php
DispatcherFactory::addFilter('LocaleSelector');
自動的にユーザーセッションに値を設定することで言語を選択するための組み込みの置換はありません。
翻訳されたメッセージのデフォルトのフォーマット関数は、もはや sprintf
ではなく、
より高度で機能豊富な MessageFormatter
クラスです。
一般的に、次のようにメッセージ内のプレースホルダーを書き換えることができます。
// Before:
__('Today is a %s day in %s', 'Sunny', 'Spain');
// After:
__('Today is a {0} day in {1}', 'Sunny', 'Spain');
古い sprintf
フォーマッタを使用して、あなたのメッセージの書き換えを避けることができます。
I18n::defaultFormatter('sprintf');
また、 Config.language
値は削除されて、もはやアプリケーションの現在の言語を
制御するために使用することができません。
代わりに、 I18n
クラスを使用することができます。
// Before
Configure::write('Config.language', 'fr_FR');
// Now
I18n::setLocale('en_US');
以下のメソッドが移動されました:
Cake\I18n\Multibyte::utf8()
からCake\Utility\Text::utf8()
へ
Cake\I18n\Multibyte::ascii()
からCake\Utility\Text::ascii()
へ
Cake\I18n\Multibyte::checkMultibyte()
からCake\Utility\Text::isMultibyte()
へ
CakePHP は mbstring 拡張モジュールを必要とするので、 Multibyte
クラスは
削除されました。
CakePHP 全体のエラーメッセージは、もはや国際化機能を介して渡されません。 これは、CakePHP の内部を簡略化し、オーバーヘッドを削減するために行われました。 これまで、実際に翻訳されたメッセージに直面している開発者はめったにいませんので、 余分なオーバーヘッドの割に、とても小さな利益しか得られません。
Cake\I18n\L10n
のコンストラクターは
Cake\Network\Request
インスタンスを引数として受け取ります。
TestShell
は削除されました。CakePHP、アプリケーションのスケルトン、
および新たに bake したプラグインのテストを実行するためにすべて phpunit
を使用します。
webrunner (webroot/test.php) は削除されました。 2.x の最初のリリース以来、CLI の採用が大幅に増加しています。 加えて、CLIランナーは、IDEや他の自動化ツールの持つ優れた統合を提供しています。
ブラウザーからテストを実行する方法が必要だとあなた自身理解している場合は、 VisualPHPUnit を試してください。 これは、古い webrunner 以上に多くの追加機能を提供しています。
ControllerTestCase
は非推奨で、CakePHP 3.0.0 で削除されます。
代わりに、新しい コントローラーの統合テスト 機能を使用してください。
フィクスチャーは、今では複数形を使用して参照する必要があります。
// 以下の代わりに
$fixtures = ['app.article'];
// 以下を使用してください。
$fixtures = ['app.articles'];
Set クラスは、削除されました。代わりに Hash クラスを使用する必要があります。
フォルダーとファイルのクラスの名前が変更されました。
Cake\Utility\File
は Cake\Filesystem\File
に名前が変更されました。
Cake\Utility\Folder
は Cake\Filesystem\Folder
に名前が変更されました。
Cake\Utility\Inflector::slug()
の引数 $replacement
の
デフォルト値が アンダースコアー (_
) からダッシュ (-
) に変更されました。
URL で単語を区切るためにダッシュを使用することは一般的な選択であり、また、
Google が推奨します。
Cake\Utility\Inflector::slug()
の文字変換は変更されました。
独自の文字変換を使用する場合は、コードを更新する必要があります。
正規表現の代わりに、文字変換は単純な文字列の置換を使用しています。
これは、大幅なパフォーマンス向上をもたらした。
// 以下の代わりに
Inflector::rules('transliteration', [
'/ä|æ/' => 'ae',
'/å/' => 'aa'
]);
// 以下を使用してください。
Inflector::rules('transliteration', [
'ä' => 'ae',
'æ' => 'ae',
'å' => 'aa'
]);
複数形と単数化のための語尾変化無し・不規則変化の規則の別々のセットが削除されました。
代わりに、それぞれのための共通のリストを持っています。
'singular' (単数) や 'plural' (複数) タイプで
Cake\Utility\Inflector::rules()
を使う時、もはや
$rules
引数配列中の 'uninflected' や 'irregular' のようなキーは使用できません。
Cake\Utility\Inflector::rules()
を使用する際、 $type
引数に
'uninflected' や 'irregular' の値を使用することによって、語尾変化無し・不規則変化の規則の
リストを追加や上書きすることができます。
Sanitize
クラスが削除されました。
Security::cipher()
は削除されました。
それは安全ではく悪い暗号慣行を促進しました。
代わりに Security::encrypt()
を使用してください。
設定値 Security.cipherSeed
は不要になります。
Security::cipher()
の削除にともない、その設定は使用されなくなりました。
CakePHP 2.3.1 以前に暗号化された値のための
Cake\Utility\Security::rijndael()
の後方互換性は削除されました。
移行前に Security::encrypt()
とCakePHP 2.x の最新のバージョンを使って値を
再暗号化する必要があります。
blowfish ハッシュを生成する機能が削除されました。
Security::hash()
で "blowfish" 型は使用できません。
blowfish ハッシュの生成と検証をするためには、PHP の password_hash() と
password_verify() を使用する必要があります。
CakePHP と一緒にインストールされる互換ライブラリー ircmaxell/password-compat は、
PHP < 5.5 のためにこれらの機能を提供します。
データの暗号化/復号化する場合、OpenSSL は mcrypt より優先的に使用されます。 この変更は、パフォーマンスが向上し、mcrypt のためのサポートを終了することで、 ディストリビューションに対して CakePHP の将来の保証を提供します。
Security::rijndael()
は非推奨です。mycrypt を使用している場合のみ利用可能です。
警告
以前のバージョンの Security::encrypt() で暗号化されたデータは openssl の実装と 互換性がありません。アップグレードするときに mcrypt の実装を設定する 必要があります。
CakeTime
は Cake\I18n\Time
に名前が変更されました。
CakeTime::serverOffset()
は削除されました。
それは間違った時間数学習慣を促進しました。
CakeTime::niceShort()
は削除されました。
CakeTime::convert()
は削除されました。
CakeTime::convertSpecifiers()
は削除されました。
CakeTime::dayAsSql()
は削除されました。
CakeTime::daysAsSql()
は削除されました。
CakeTime::fromString()
は削除されました。
CakeTime::gmt()
は削除されました。
CakeTime::toATOM()
は toAtomString
に名前が変更されました。
CakeTime::toRSS()
は toRssString
に名前が変更されました。
CakeTime::toUnix()
は toUnixString
に名前が変更されました。
CakeTime::wasYesterday()
は、メソッドの命名の残りの部分を一致させるために
isYesterday
に名前が変更されました。
CakeTime::format()
は、もはや sprintf
フォーマット文字列を使用しません。
代わりに i18nFormat
を使用することができます。
Time::timeAgoInWords()
の $options
は配列です。
Time はもう static メソッドのコレクションではありません、それはすべてのメソッドを
継承するために DateTime
型を拡張し、 intl
拡張の助けを借りて、
位置認識フォーマット関数が追加されます。
一般的には、このような式は:
CakeTime::aMethod($date);
次のように書き換えることによって移行できます。
(new Time($date))->aMethod();
Number ライブラリーは、内部的に NumberFormatter
クラスを使用するために書き換えられました。
CakeNumber
は Cake\I18n\Number
には前が変更されました。
Number::format()
の $options
は配列です。
Number::addFormat()
は削除されました。
Number::fromReadableSize()
は
Cake\Utility\Text::parseFileSize()
に移動しました。
Validation::range()
の範囲は $lower
と $upper
が与えられた場合、
内包的になります。
Validation::ssn()
は削除されました。
Xml::build()
の $options
は配列です。
Xml::build()
は、もはや URL を受け付けません。
URL から XML ドキュメントを作成する必要がある場合、
Http\Client を使用してください。