Xml クラスは XML の要素や文書を、簡単に作成したり解析する方法を提供します。全て PHP によって提供される機能であり、必要なことは Xml/Expat の拡張がインストールされていることだけです。このライブラリは主にSimpleXMLを利用できない人々に利便をもたらすものとして提供されます。
Xml クラスを用いて XML を解析するには、まず解析したい XML を含む文字列を取得する必要があります。
$input = '<' . '?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?' . '>
<container>
<element id="first-el">
<name>私の要素</name>
<size>20</size>
</element>
<element>
<name>あなたの要素</name>
<size>30</size>
</element>
</container>';
$xml = new Xml($input);
これは、何かしらの加工、走査、あるいは文字列への再変換を行うことができる XML ドキュメントオブジェクトを生成しています。
上述のサンプルを使って、次のようなことができます。
echo $xml->children[0]->children[0]->name;
// 「element」を出力する
echo $xml->children[0]->children[0]->children[0]->children[0]->value;
// 「私の要素」を出力する
echo $xml->children[0]->child('element')->attributes['id'];
// 「first-el」を出力する
上記に加えて、多くの場合、Xmlドキュメントオブジェクトを配列に変換することでXMLからデータを取得するのがより簡単になります。
$xml = new Xml($input);
// こうするとXmlドキュメントオブジェクトをフォーマットされた配列に変換できます
$xmlAsArray = Set::reverse($xml);
// もしくはシンプルにtoArray()を呼んで変換することができます。
$xmlAsArray = $xml->toArray();