CakePHP のフォルダー構成

CakePHP アプリケーションスケルトンをダウンロードすると、次のようないくつかのトップレベルのフォルダーが あるはずです。

  • bin フォルダーには実行可能な Cake コンソールを保持します。

  • config フォルダーは、CakePHP が使用する 構成設定 ファイルが入る場所です。データーベース接続の詳細、ブートストラップ、 コアの設定ファイルなどがここに格納されます。

  • plugins フォルダーは、あなたのアプリケーションが使う プラグイン が格納されます。

  • logs フォルダーは、通常、ログ設定に応じたログファイルが含まれます。

  • src フォルダーは、あなたのアプリケーションのファイルが配置される場所です。

  • templates フォルダーは、次のプレゼンテーションファイルが格納されます。: エレメント、エラーページ、レイアウト、ビューテンプレートファイル。

  • resources フォルダーには、様々な種類のリソースファイルのサブフォルダーがあります。 locales サブフォルダーには、国際化のための言語ファイルを格納します。

  • tests フォルダーは、あなたのアプリケーションのテストケースを置く場所です。

  • tmp フォルダーは、CakePHP が一時的なデータを格納する場所です。 格納する実際のデータは、CakePHP の設定方法によって異なりますが、このフォルダーは、通常、 翻訳メッセージ、モデルの詳細、および時にはセッション情報を格納するために使用されます。

  • vendor フォルダーは、CakePHP と他のアプリケーションの依存ライブラリーが Composer によってインストールされる場所です。これらのファイルを 編集することは推奨されません。次回の更新時に Composer があなたの変更を上書きしてしまうからです。

  • webroot ディレクトリーは、あなたのアプリケーションのパブリックドキュメントルートです。 それはあなたが公開したいすべてのファイルを含みます。

    tmp フォルダーと logs フォルダーは存在していてかつ書き込み可能な状態にしておいてください。 そうでない場合、あなたのアプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼす場合があります。 これらのディレクトリーが書き込み可能ではない場合、デバッグモードでは CakePHP は警告を出します。

src フォルダー

アプリケーション開発の大部分は、CakePHP の src フォルダー内で行われます。 src 内のフォルダーを少し近づいて見てみましょう。

Command

アプリケーションのコンソールコマンドを含みます。 更に学ぶためには、 コマンドオブジェクト をご覧ください。

Console

Composer によって実行されるインストールスクリプトを含みます。

Controller

アプリケーションの コントローラー とコンポーネントを含みます。

Middleware

アプリケーションの ミドルウェア を格納します。

Model

アプリケーションのテーブル、エンティティー、ビヘイビアーを含みます。

Shell

アプリケーションのシェルタスクを含みます。 更に学ぶためには、 シェル をご覧ください。

View

表示用のクラスが、ここに配置されます。ビュー、セル、ヘルパーなどです。

注釈

Shell フォルダーは、デフォルトでは存在しません。 必要に応じて追加することができます。