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App クラスはリソースの位置とパスの管理を担当します。
この方法は CakePHP 全体でクラス名を解決するために使われます。 CakePHP が使用する短い形式の名前を解決し、完全解決されたクラス名を返します。
// 短いクラス名を名前空間とサフィックスで解決します。
App::classname('Auth', 'Controller/Component', 'Component');
// Cake\Controller\Component\AuthComponent を返します
// プラグイン名を解決します。
App::classname('DebugKit.Toolbar', 'Controller/Component', 'Component');
// Returns DebugKit\Controller\Component\ToolbarComponent
// \を含む名前はそのまま返されます。
App::classname('App\Cache\ComboCache');
// App\Cache\ComboCache を返します。
クラスを解決する時、 App
名前空間による解決が試みられ、
もしそのクラスが存在しなければ Cake
名前空間による解決が行われます。
もし両方のクラス名が存在しない場合、 false
が返されます。
規約上のパスについて位置を得るために使われます。
// あなたのアプリケーション中の Controller/ までのパスを得ます
App::path('Controller');
これはアプリケーションを構成するすべての名前空間に対して行うことができます。 プラグインに対しても取得できます。
// DebugKit 中のコンポーネントのパスを返します
App::path('Component', 'DebugKit');
App::path()
は既定のパスのみを返し、
オートローダーに設定された追加のパスに関するいかなる情報も返しません。
CakePHP 内部のパッケージのパスを検索するために使われます。
// Cache エンジンのパスを得ます
App::core('Cache/Engine');
プラグインは Plugin によって検出されます。
たとえば Plugin::path('DebugKit');
を使うと、DebugKit プラグインのフルパスが得られます。
$path = Plugin::path('DebugKit');
テーマはプラグインなので、テーマのパスを取得するには上のメソッドを使うことができます。
理想的にはベンダーファイルは Composer
でオートロードされるべきで、
もし Composer でベンダーファイルをオートロードまたはインストールできない場合、
それらを読み込むために require
を使う必要があるかもしれません。
もしライブラリーを Composer でインストールできないのであれば、Composer の規約に沿ったディレクトリーである
vendor/$author/$package
に各ライブラリーをインストールするのが最善です。
もし AcmeLib というライブラリーを持っていたなら、 vendor/Acme/AcmeLib
にインストールするのです。
仮に PSR-0 互換のクラス名を使ってないとしたら、
あなたのアプリケーションの composer.json
中で次のようにオートロードできます。
"autoload": {
"psr-4": {
"App\\": "src/",
"App\\Test\\": "tests/"
},
"classmap": [
"vendor/Acme/AcmeLib"
]
}
もしもあなたのベンダーライブラリーがクラスを使っておらず、
代わりに関数を提供する場合、 files
オートロードの手法を使って
各リクエストの最初にそれらのファイルを読み込むように Composer を設定することができます。
"autoload": {
"psr-4": {
"App\\": "src/",
"App\\Test\\": "tests/"
},
"files": [
"vendor/Acme/AcmeLib/functions.php"
]
}
ベンダーライブラリーの設定をした後はあなたのアプリケーションのオートローダーを再生成する必要があります。
$ php composer.phar dump-autoload
もしもあなたのアプリケーションで Composer を使っていないとしたら、 自分ですべてのベンダーライブラリーを手動で読み込む必要があるでしょう。